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ジッポ |
第1次世界大戦後、ライターの最新技術はドイツ・オーストリア(イムコ等のメーカーに代表される)が先行していた。創始者のジョージ・ブレイズデル(ペンシルバニア州ブラッドフォードで石油会社を共同経営)は1932年、オーストリア製ライターの輸入販売をはじめたが、1933年に改良してZIPPO名で独自のライターを販売(そのライターはファーストモデル・レプリカ)。
1935年には、ボディ面へのマーク・名入れサービス、1937年にはメカ機能の永久保証を導入。第2次世界大戦では米軍の支給品に指定され、その結果、世界中にZIPPOファンを誕生させることになる。 |
世界中に熱烈なファンを持ち、ZIPPOに関するホームページも山のようにあり、それぞれに詳細で緻密な情報を提供してくれている。世界規模のコレクターの多さは、ジッポーかスウッチかといわれるほど(日本ではZIPPOの方が圧倒的にまさっている)。
ボディ面に図柄・デザインをプリント・エッチング加工できることが最大の魅力。今でこそ、主に米国系企業の「永久保証」は珍しくないが、当時としては画期的。ただ、ZIPPOユーザーを増やせば自動的に自社オイル缶(高い粗利益)が販売増加するという側面も見逃せない。 |
デュポン |
創業者シモン(S)・ティソ(T)・デュポンが1872年にパリで皮革製品のオーダーメイド会社を設立。1923年に出身地、ファベルジュに工場を造り、1940年頃にインドのマハラジャが依頼した旅行用化粧ケースとライターから、ライター製造を始めた。現在も工場は同じ所。
真鍮のブロックをくり抜き、62個の部品を長い工程を経て完成されるライターはまさに職人芸。特に西洋漆(ラッカー)加工は秘伝中の秘伝といわれる。
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欧州ブランド・メーカーのキーワードは2つ。
日本流で言えば「宮内庁御用達」と「職人芸」(=アルティザン、=マイスター、=マスター)。
宝飾職人(カルチェ)、馬具製造(ダンヒル、エルメス)など王室・上流階級の御用達職人だったのを「売り」にする事(平民の我々にはあまり説得力はないのだが)。他方、最大の魅力は「職人」芸の技。「いい仕事してますね」っいうこと。
デュポンの開閉音(ビーン)だが、あくまで偶然の産物のため、千差万別。「音」がはっきりしているのは、モンパルナスとギャツビーの2シリーズ。 |
ダンヒル |
自分の名前、アルフレッド・ダンヒルを社名にしたのが1893年。時は、馬車から自動車への変動期。当初は、屋根のない車・・・。
で、パイプが吸えない事に目を付け、「風よけ付きパイプ」を製造販売したのが、後の喫煙具製造の始まり。1907年には、ロンドンに今もその姿を残すショップをオープン。以後、1921年、英国王室御用達。喫煙具・たばこ、腕時計、革製品などを多岐に展開。
ライターは、彼自身が改良と工夫を重ね、「片手で火が付けられる初めての(オイル)ライター」を1924年に発売。大人気となった。その名は「ユニーク・ライター」で、現在も同じ名前である。 |
| 第2次世界大戦でライター製造は中断されたが、その後、製造を再開。現在、ライターはスイスの工場で作られている。ライターで言えば、もはや変えようがないほどの固定・完成化された形状で、「変わらない」ところが最大の魅力である。 |
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カルティエ
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宝飾彫金師ルイ・フランソワ・カルチェは職人。パリで工房(アトリエ)を設けたのが1849年。隆盛を極めたのは1900年初めの、3代目ルイ・カルチェの頃。
ライターは、1867年からオーダーメイドで作りはじめ、例えば、4角形時計を組み込んだライター(1929年頃)などがあります。
1970年代から(2000年まで)製造販売されたライターは、表面は金属(カット加工カット面のみで、キャップを開けると、ローラー・メカがスーと現れる独特のタイプでした。
2001年度に入り、従来のガスタンク分離式から、一体型モデル(メカ)にチェンジし、現在はこのモデルの各種素材加工が製造販売されています。 |
女性用の宝飾品がメインとなって、時計はまだしもライターは「おまけ」的になっているのでは?と思わなくもない状態です。喫煙そのものが減少し、ライターの需要
が今後後増えることはないことを考えると仕方ないのかもしれません・・・。
1999年にいち早く「プラテイナ・フィニッシュ」加工を出したり、ダンヒルやデュポンとは違った味のあるデザインのライターには、さすがカルティエ!と感心させられる。 |
コリブリ |
ドイツでJBELOライターを製造販売していたローベンタール兄弟が1933年、ナチス・ドイツを逃れて移った英国でそれぞれ会社を設立。ユリウスが作った会社がコリブリ社で、「完成された小型鳥類」の名称を採用。当時、ダンヒル社と販売合戦が展開されたという。
ライター名称自体がコリブリで、言われてみれば「鳥」の様な形をしており、当時のワンハンドライターとしての完成度は非常に高いライター。現在は、日本のメーカーの手でライセンス製造されている。
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| 形状が独特で、メカもマニアックとあって、根強いファンがいる。米国など外国では、筆記具なども販売されている。 |
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ロンソン |
ニューヨークでアート・メタル・ワークス・カンパニー社を設立(1895年)したルイス・V・アロンソンが1927年、独自のデザインによるワンタッチ着火式ライター(バンジョ)を製造販売。1950年代になってオイルからガス式への移行にともない、1958年、バラフレーム・プレミアを発売。キャデラックのテール部分を思わせる流線型デザインは、当時、大人気となった。
2000年までバラフレームは英国で製造されていたが、現在は日本のメーカー(ウィンドミル社)がライセンス製造している。。
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| さすがアートメタル・ワークスだけあってデザイン・フォームは抜群。今も全く同じ形のバラフレームは人気がある。 |
ダグラス |
1920年代の米国に短い期間現れた超高額手作りライター。創造的な着火システムが特長だったが、大量工業製品ライターに圧倒されて消滅してしまう。
現在は、当時の物を復元させて製造、ジャンピングアクションと呼ばれる独特の(スイングアーム)着火システムが特長。
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| 当時のアンティークライターを解体して設計図を起こし、オリジナルを復元するのに3年の歳月がかかったといわれる。 |