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◇IMCO TRIPLEX SUPER 1stModel,1937 ◇IMCO
TRIPLEX JUNIOR 1stModel,1955
オール・ビンテージ品で、通常の工場出荷商品ではありません。 アンテーク、ビンテージライターに理解あるユーザー様用です。 |
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AUSTRIA IMCO 各ページ |
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TRIPLEX SUPER/SAFTY |
TRIPLEX 1937年 |
IMCO(1960〜1990年) |
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混乱のボトム刻印:MADE
IN AUSTRIA/PAT AUSTRIA |
1938年3月、ヒトラー・ナチス政権はオーストリアを(ドイツ国に)併合。 AUSTRIAの国名がなくなり、母国語の"ÖSTERREICH"は口にするすること自体、禁止になりました。 それまで当然のように刻印してきた"MADE
IN AUSTRIA"はNGです。 "MADE IN GERMANY"に表示し、実際、その刻印ライターはあります。 他、MADE IN
表示を刻印しない手もあり、当時のTRIPLEXの底面刻印を見ると、併合後は、 "PATENT
AUSTRIA"や、その下にドイツの「D」マークを刻印したりと、色々です。 下の底面画像の一番左は機械でわざと十字(X)線を入れて「うやむや」にしたものもあります。
又、"MADE
IN AUSTRIA"の上に"MADE IN GERMANY"を重ね刻印して読めなくしたものもあったそうです。 |
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ご法度の"Österreich"紋章 風防部は取り外せるよう細工 |
左2つは"PATENT/MADE IN AUSTRIA"、 右2つは"PATENT
AUSTRIA"、右2つ目は"D"印 |
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おかしな逸話のルーツ |
◇軍隊、兵士は持っていなかったイムコのトレンチライターの他に、もう一つ不思議な『さもあり話』があります。トリプレックスのオイルタンクがランプ代わりに使えるという話。
ドラマチックに「塹壕の兵士がランタン代わりに使った」なんて言われると、トリプレックス現物の薄い貧弱なタンクを見てホンマかいな?だし、第一、危なくって使えないだろうって思う。 確かに本体から引き出せ、ろうそくのように立てることはできるけれど・・・・。 実際、そんなことすれば危ないしボヤ火事になる。
一体なぜこんなとんでもない「ランプ代用」話が出てきたのか、されるようになったのかという事が、下のポスター図で分かってきた。
よく見ないと見逃してしまう程、訳の分からないライター図、1950年頃のポスターです。
ライター本体は、上にあるトリップレックス・ファーストモデルと同じ、右側のアップ図通りです。
ところが、左の全体図を見ると、オイルタンク部が異常に長い台座付のシロモノ。 頑丈なスチール製のようで、品名「キャンピング、品番6500」。
タンク部は20cm程度のものだったらしく、着火したら本体から抜き出す仕組みである。
普通のロウソクの方がはるかに使いかってが良いというか、キャンプならランタン・懐中電灯で済むだろうに、一体、何のニーズがあってこんなライターが作られたのか謎ですが、卓上ライターではない、分類「スタンドライター」なんですね。
こんな製品があったので、オイルタンクはランプ代わりに使える、なんて事になったのかもしれません。 |
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イムコ・トリプレックス 1stモデルと同じ |
これが、一見しただけでは訳が分からない「スタンド・ライター」。IMCO Camping
No.6500 |
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<参考>第2次世界大戦ドイツ軍兵士のライター |
◆第2次世界大戦中の独軍兵士用ライター、オリジナルです。 負傷兵の治療に大量の脱脂綿が必要になり、「綿」不足。 ライタータンク用「綿」は「布切れ半端モノ」が代用に詰め込まれてました。
こんなドイツ軍「兵士のライター」、しかも第2次大戦期です。 おおよそ第1次世界大戦で生まれたとされる『トレンチ・ライター』とは無縁です。 |
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ビンテージライター/AUSTRIA&EURO |
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A.カウフマン1930年代 |
INGAD(A.ドゥブスキー)1930/40 |
ドイツオーストア他 |
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イムコ(1960〜1990年) |
イムコ TRIPLEX(1937年) |
イムコ
TRIPLEX SUPER |
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