イムコ トリプレックス・ジュニアー6600

1955年ファーストのトリプレックスと小ぶりのジュニアは、1960年代以降、タンクの底からオイルを注入する簡単な円筒柱型になりました。
それまでのタンクは、コットン(綿)を挟んだ金具を引っ張り出してオイルを含ませ、タンクに差し込む造りでした。この項の下段右の画像参照。
以後、製造2012年製造終了まで、全く変わらない機構です。

◇1956年ファーストのIMCOトリプレックス スーパー6700。ジュニアより長く、風防リングが付いたモデルです。プレ−ンなもの、カラー塗装（2色）、風防リングにカラー色模様、側部ケース（フリント交換メカ内部）装飾、プレート貼り等など、色々ありました。

◇1958年ファーストのストリームライン6800、オーストリア製。トリプレックスと同じフリント交換メカ機構で、オイルタンクが円筒形でなく、平べったい形状モデルです。

◆イムコ G33-R
◇バード型PINGUINが出た後の、1972年ファースト。プラ樹脂ケース、オレンジ。
上部の金具パーツを外すと、フリント収納機構部になり、針金状の棒を外して交換します。
サイズ：6.0(H)x3.5x1.5cm、重量30g。

◆参考：イムコ（ガス式） G11-R
◇1964年(初回東京オリンピックの年)ファースのトリプレックス・ガス式。
六角柱ケース部はガスタンク収納ケース部、隣のフリント収納部は同じ機構です。
ファースト最初の頃はガスタンク使い切りでした。
(R）は、タンクにガス注入可能の表示です。
タンク底面が透明で残量チェック出来る造りでした。
サイズ：6.0(H)x2.8x1.5cm、重量：40g