【ビンテージ ライター】戦前オーストリア、イムコやドイツのアンティーク・ライター 【VINTEGE】 オーストリア&ドイツ他
オーストリアと隣国、ドイツ、ハンガリーの ビンテージ・
ライター。掲載は現物の画像です。
◇オール・ビンテージ品で、通常の工場出荷商品ではありません。
アンテーク、ビンテージライターに理解あるユーザー様用です。
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オーストリア・ドイツ・ハンガリーのライター
◆第2次世界大戦後の1946年、日本で製造されたプリンスライター第1号が、(進駐軍=米軍の隊員が持っていた)ドイツ製ライターをコピーしたもので、(多分、持ち主の米軍人もライター名が分からなかったからだと思うけど)超テキトーな商品ネーム、『ゲルド』だった・・・、という話から分かるように、オーストリア・ウィーンに負けず劣らず、ドイツや英国でも、オーストリア製フリントを採用したオイルライターが製造が盛んになり、多くは米国にも輸出されていた。
プリンスライター第1号誕生の40年近くも前(第1次世界大戦前)、ドイツではライターの新聞広告が掲載されていた訳ですから、さすがです(下の広告図、1907年頃、ベルリンのライター販売会社)。
 
◆左のモノはスタンダード、右はインペレーター、どちらも1905-1914年頃の最初期オイルライターです。
IMCO社は1918年創業、米国ZIPPO社の1stジッポーは1933年で、どちらも第1次世界大戦後の事なのですが、第1次世界大戦前(1914年)にこういうライターが作られ、売られていた訳です。
こんな最初期ライターがベースとなり、色んな発火・着火システムで多量生産可能なオイルライターが作られて行くようになります。
◆100年後の、現在の私たち、オイル式ならイムコやジッポー、ガス式ならデュポン、ダンヒル・ローラのようなモデルが普通と思ってしまいますが、どうも当時から『ワンタッチ/プッシュ(=フルオートマチック)』式が理想の最終モデルみたいな感じで進んでいったようです。
で、結局、100円(使い捨て)ガスライター誕生で完結してしまう事になります。
別段、指でフリント・ウィールを直接回してこそのジッポーだし、キャップ開閉に伴う心地よい音響きがあってこそのデュポンなのですから、オートマなど必要ないんですが・・・。
そんな事、当時の製造者(社)達には想像を超える次世代の未来だったに違いありません。
下に掲載のライターを見ていけば「進化」過程が分かります。

【オーストリア】R100(TCW)
【ビンテージ・ライター】R100/TWC(オーストリア) 【ビンテージ・ライター】R100/TWC(オーストリア)b 【ビンテージ・ライター】R100/TWC(オーストリア)c
R100/TCW(オーストリア)
上のポスターの左のモデルと同じタイプ、1910年頃のモノ。
(画像では見えませんが)ウィール(車輪)部は当時モノで
はないです(交換、ハンダ付けされている)。
オイルライターの原型モデルで、キャップとボディケースを
繋ぎ、インナー部に風防を設ければZIPPOと同じです。
第2次世界大戦時の独軍兵士用ライターも同じ構造。
500円硬貨はライターのサイズ参考用です。
TCW社:世界初のフリント石を開発し、独占的に販売していた化学製品会社。
オーストリア・ライターヒストリー(1)

【ドイツ】2点 N.Name
 【ビンテージ・ライター】ドイツ  
2点(N.Name)
素材が異なる、 上のR100/TWCと同じメカ機構モノ。
一つはキャップ式、もう一つはウィック部のみに被せる
小キャップのライター。
アルミ製ではなく、スティール合金製のようで重量感が
あります。1930年代頃のものと思われますが、メーカー
等の詳細は不明です。

【オーストリア】ORLIK/オーリック
【ビンテージ・ライター】ORLIK/オーリック(オーストリア) 【ビンテージ・ライター】ORLIK/オーリック(オーストリア)b 【ビンテージ・ライター】ORLIK/オーリック(オーストリア)c
ORLIK/No.67(1967年/オーストリア)
例外的に戦後のライターですが、このオーリック社、
IMPERATOR(1911年)やOrlik No5、真鍮製のキャップ・
ボディ分割型モデル(1930年代)を作っていました。
(現在は金属メタル部品パーツのメーカー)。
このNo.67は、ジッポーの風防をまねたような造りで、
全体的に
大き目です。
綿の入ったタンク・ボディの他に、炎の強弱を調節できる底ケース(オイルタンクでは無い)が
付いてます。「冬の雪中の森林作業に重宝された」らしく、短い時間のハンディ・ウォーマー
だったのかもしれません。
   

◆このオーリック社製には、インペレターの他にリフトアーム・タイプのモノが残っています。
興味深い事に、ウィーンや南ドイツのメーカー製でリフトアーム、ハンマー式はほとんどなく、
ダンヒルに代表される英国(そしてその後の米国)製が圧倒的多数を占めています。
フリント石は立てて下からスプリングで固定するモノ(ウィーン、南ドイツ派)、
フリント石は横に寝かせてスプリングで固定するモノ(英国派)、
みたいな地域制約があったかのように思えます。
英国派の場合、キャップが無い代わりに、リフトアームとフリント収納固定用アームの2つが
トップ面に乗っかった形状になります(参考:下のダンヒル・ユニーク)。
  
IMPERATOR/インペレーター:
オーリック社の他ウィーン派ライター製造社複数が1910前後期にインペレーターを作ってます。
主流となるイムコ、インガット社等などより前の世代で、金属加工細工の老練なマイスターが
直接に組み立てたようなモノで、本人と一番弟子位しか組み立て出来なかったんじゃないかと
思わせる構造です。大量どころか多数製造も難しいため、効率化や分業化を図る弟子や息子
は引き継がなかったようです。
代表的な製造者としては、
Emile Deutsch(エミーレ・ドイチュ)
Richard Kohn(リヒャルト・コーン)
Ludwig Russbacher(ルードヴィク・ルスバッハー)
などなど。
◇画像が見れるサイト:
http://dirks-feuerzeuge.de/andere-hersteller.html
 
とはいえ、インペレーター製造のノウハウは隣国のバイエルン王国(第1次世界大戦前)ミュンヘン
やニュールンベルグ市の製造者に引き継がれ、代表的なものに『HAHWAY』があります。
下に参考画像あり。
 
BRASS No.5
 【ビンテージ・ライター】ブラス BRASS No.5 【ビンテージ・ライター】ブラス BRASS No.5a 【ビンテージ・ライター】ブラス BRASS No.5b
BRASS No.5(メーカー不明)
上のORLIK社のBRASS No.5と同じ構造・形状のブラス
No.5です。ORLIK社のモノはORLIK刻印があります。
外国では、このタイプを(IMCO社のトレンチIFA)と同様
”ミリタリー”・ライターと呼ばれたりしていますが、実際
のところ、ミリタリー(=兵士)用とは全く関係ないように
思われます。
この形状ライターはパイプのComoy EverymanやKingswayなど英国製が多いのと、1970,80年代の
日本製SMOKE STONE社のものがビンテージとして多く出回っています。
SMOKE STONE社のものはBRASS No.5のがボディケースにバランス良く刻印されているのに対し、
掲載のものは極端に上の位置にスタンプされています。
また、ホイールを支えている部分にピンが入っておらず、空洞の穴になっています。
他、"ORLIK"社製ライターには英国とオーストリアのものがあり、どうも、オーストリアのORLIK社が
英国ORLIK社に(下請けで)供給していたようです。
 
【ハンガリー】GAMMA/ガンマ
【ビンテージ・ライター】GAMMA(ハンガリー、1930年代) 【ビンテージ・ライター】GAMMA(ハンガリー、1930年代)b 【ビンテージ・ライター】GAMMA(ハンガリー、1930年代)c
GAMMA(ハンガリー、1930年代)
オーストリア隣国、ハンガリー・ブダペスト市メーカーの
無骨でハードな感じのライター。近いのに、ウィーン派
ライターとは異質のモデルでリフトアーム(ハンマー)
タイプ。真鍮の塊ボディ、金メッキ仕様(?)、一部剥落ち、
下塗りのシルバーが見えてる表面です。
ヤスリと(下の)ローラーは固定されています。
◇GAMMA社は現存するメーカーで、ハンガリー軍用品の製造販売会社。
http://www.gammatech.hu/
 
【ドイツ】KASCHIE/カシーエ
【ビンテージ・ライター】KASCHIE No.38(1930年代/ドイツ) 【ビンテージ・ライター】KASCHIE No.38(1930年代/ドイツ)b 【ビンテージ・ライター】KASCHIE No.38(1930年代/ドイツ)c
KASCHIE No.38(1930年代/ドイツ)
保存状態良好のカッシーエ/ポケットライター。
横向きにして凸部を回と着火、離すと戻る自動式
=フルオート機構です。
ウィーン派でも英国派でもない独特の着火システム
で、当時流行のアールデコをライターに体現したフォ
ームが特長です。
◇KASCHIEのネーミング:
事業者の名前、KARL SCHIEDER から、KASCHIEの商品名。
カッシーエは、1920-1950年代半ばまでのライターが残っています。他のライターメーカーと比べ
ユニークなものが多く、今もドイツのコレクターに人気です。
  ◇KASCHIEのバックグラウンド:
ウィーン派ライターを見てるとどの製造者(社)も互いにノウハウを
共有し、パーツの部品は(部品専門製造社のものを)共用してたの
では、と思えます。
その点、カシーエは1920年代から独自の開発と進化でライター
を作ってきたように見えます。
が、製造地がニュールンベルグ(ドイツ・バイエルン州)と分かれば、なるほど!そりゃ出来るわ、
と納得します。
ニュールンベルグ市は100年前当時、『玩具の世界工場』街だった訳で、ミニチュアや動くおもちゃ
会社のルーツは例外なくこの地です。他、元祖6角形木製エンピツ、製図用筆記具等も。
なので、バネ・ゼンマイ、スプリング、メタル加工品等など、ライター製造に必要なパーツは容易に
調達できる環境にありました。腕の立つ職人さんの確保も。
又、海外(米国)輸出も手練れたものでしたので、米国向けを念頭にしたライター企画開発が
当たり前のよう行われていたようです。
多分、ライター製造社は10以上あったのでしょうが、カシーエ以外、残っていないようです。
 
【ドイツ】K.W. Model 131,/カール・ヴィーデン
【ビンテージ・ライター】Karl Wieden 131(1932年頃/ドイツ) 【ビンテージ・ライター】Karl Wieden 131(1932年頃/ドイツ)b 【ビンテージ・ライター】Karl Wieden 131(1932年頃/ドイツ)c
K.W. 131(1932年頃/ドイツ)
◇1905年創業のKarl Wieden(カール・ヴィーデン)、
1932年製造モデル。
真鍮クロム鏡面、ボデイに自社商標ロゴKWを入れた
3パーツ式。風防付きのモデル。
綿部インナー、独自オイルタンク付。
Karl Wieden(カール・ヴィーデン)
比較的多く残存しているカール・ヴィーデンは、1970年後半まで製造してました。
親・子・孫の三世代の操業、ドイツのライター製造のパイオニア的存在、ここで
働いた後、独立してライター製造会社を作った例も記録されています。
131モデルは古くて少ないライターで、この後のリフトアーム(ハンマータイプ)式、トップ部
をワンプッシュする連動軸型のフルオート・タイプが有名です。
下に「連動軸型」画像あり。
K.W.の操業地:
地理的に、自国他、英国、フランスのライターの情報・ノウハウが得られやすかった北部の街、
ゾーリンゲン近郊で起業。
ゾーリンゲン市は、言うまでもなく、ヘンケル・ツヴィリング包丁や、ナイフ各種、爪切りやハサミ、
髭剃り替刃等の有名産地(金物の街)です。
上のカシーエ/ニュールンベルグと同じく、ライター製造に有利なバックグランドがありました。
 
【ドイツ】LEIZ(N.N.)ライツ
【ビンテージ・ライター】LEIZ ライツ風(ドイツ) 【ビンテージ・ライター】LEIZ ライツ風(ドイツ)b 【ビンテージ・ライター】LEIZ ライツ風(ドイツ)c
ライツ風(no name,ドイツ)
アルミ塊をくり抜いて作られたライター。
点火のウィックも筒の中に位置するので、ボディに
穴をあけるだけで風防になる。
このライターは、ボデイ両側にホイールが2つ付いて
いる。実際には、片方は飾りで機能しません。
アルミ・ブロック(塊)のくり抜きモデルではLEIZ(ロゴ刻印入り)が知られていますが、
ロゴ刻印無しです。
頑丈でコンパクト、見てくれワイルドなので、現在ならミリタリー、アウトドア・ライターに
なりそうですが、昔はかなり高価だったようです。製造年は不明。
「ライツ」社に関しては情報がありません。
 
【オーストリア】SAMBAパイプ用/TWC
【ビンテージ】SAMBA/TWC オーストリア 【ビンテージ】SAMBA/TWC オーストリアa 【ビンテージ】SAMBA/TWC オーストリアb
SAMBAパイプ用/TWC(オーストリア)
ワン・プッシュ(クリップの上部を下に押し下げる)、
フルオートマチックの開閉点火タイプ。
1930年代にこのようなメカに進化、変化してます。
クリップ裏部と本体はバネで繋がっていて、タンパー、
ピックとして使えるようになってます。
メーカー・ロゴはTWC、フリント発明者の会社です。
500円硬貨はライターのサイズ参考用です。
TWC社の紹介:オーストリア・ライターヒストリー(1)

【ドイツ】COLIBRI/JBELO MONOPOL
【ビンテージ・ライター】COLIBRI/JBELO MONOPOL(ドイツ) 【ビンテージ・ライター】COLIBRI/JBELO MONOPOL(ドイツ)b 【ビンテージ・ライター】COLIBRI/JBELO MONOPOL(ドイツ)c
コリブリ/JBELO MONOPOL(ドイツ)
戦後(第二次大戦、第一次ではない)、メジャーに
なった「一押し着火」システムのライター。
ミニはColibri-MONOPOL、大はJBELO-MONOPOL
刻印。製造工場は同じ、販売元会社は別。
1950,60年代製造ライターは「ビンテージ」じゃないかもしれませんが、着火システム自体
は1930年代に考案、開発されていました。ドイツ・フランクフルト市で、です。
この「ワンプッシュ式全自動」は欧州の名品と言われてますが、製造数が非常に多いので
入手しやすいし、高価でもありません。
興味深いのは、ライターで常識だった底面の製造国(Made in )刻印表示がなくなってしまっ
ている事です。
今では、OEM(製造委託)なんて当たり前で、有名ブランドといったってチャイナ、東南アジア
製造に誰も驚いたりしない。けれど、1950-60年の時代の話となると、ちょっと不思議です。
 
一応ビンテージ、昔のCOLIBRIライターには、
MADE IN ドイツ,イングランド,スイス,アイルランド,フランス(ガス式)等など色々です。
ややこしいので、簡単に整理すると、
◎会社創業は、1919年、ドイツ・フランクフルトでJBELO PFEIFENFABRIK AG
(イベロ・パイプ製造株式会社)。ライター商品名にColibriあり。
ナチス台頭で創業者兄弟は英国ロンドンに亡命。兄が社名COLIBRI、弟もBELO社名のライ
ター製造メーカーを始めた。
第二次世界大戦時、英国軍兵士はコリブリ社製のサービス(ユーティリティー)ライターを使用
している。
◎ドイツ・フランクフルトのJBELO PFEIFENFABRIK AGは従業員(Hermann Zahn)が引継ぎ、
商品名Colibriライターを継続製造。
連合(米国)軍の大空襲作戦でフランクフルト市壊滅、JBELO社工場消滅。
敗戦後、従業員(Hermann Zahn)が故郷のフランクフルト近郊の町、Sulzbach am Main
でライター製造を再開。
(南ドイツ、フランクフルト市は米国の占領管理下だったので、"US Zone" と刻印した
輸出用ライターもある)。
その際、屋号(会社名ではない)や商品名にフランクフルト時代のJBELO名を使った。
JBELO-MONOPOL、米国宝飾チェーン店のOEM、KREISLER-MONOPOLも製造。
◎英国ロンドンCOLIBRI会社、アイルランド・ダブリン市に工場移転。
フランスメーカー(ガス式ライター)製造、スイスへの委託製造。
◎ドイツ・ズルツバッハ町のHermann Zahn社との取り決めで、
JBELO-MONOPOLは、ドイツ国内販売用に表示刻印
COLIBRI-MONOPOLは、海外販売用に表示刻印
となったようです。
JBELO製ライターにはMade in W.Grmany(又はWest Germany)と刻印表示されているのも
ありますが、上の商品の底部のようにGERMANY刻印表示無しもあります。
英国コリブリ社のOEMライターは製造国刻印表示をなくしています。
 
【参考】上記の補足画像資料
  ■GELD(GOLD)プリンスライター第1号復刻版
「苦心の末」完成したという1946年の日本製造されたプリンス
ライター第1号の復刻版。アーム跳ね上げで、着火する構造。
アーム上部のストッパーは当時はありませんでした。
現在、日本では販売されていません。
【ビンテージ・ライター】 進駐軍(=米軍)隊員が持っていたドイツ製
恐らくこのライターです。1930、40年代の跳ね上げ式モデル。
製造元はHeinrich Maltner社。底面刻印に大きな『Z』、
又はMYLFLAMが表示されています。
ハインリッヒ マルトナー社、商品ネーミングについては
AUSTRIAイムコのページに紹介しています。
アーム跳ね上げ(ジャンプ)例
上の「跳ね上げ」式の分かりやすいサンプル画像。
アームがジャンプすることで根元のヤスリが回り、着火する。
手動でアームを上げるリフトアーム式とは異なり、構造上、
ウィック火口は内側位置の配置になる。
画像は米国ダグラス社シカゴ・モデルの復刻版(絶版品)。
【ダグラス・ライター】ジャンピング・アクション
◇追加・参考:アーム跳ね上げのモーション図。
ジャンピング・アクション着火。

1997-2010年頃まで、国内(東京パイプ社)で復刻製造
されていました。
HAHWAY(米国での商品カタログ1927年頃)
ORLIK商品説明に書いているIMPERATORのHAHWAYが米国
販売用に作成した商品カタログの一コマです。
完全に米国人狙いの商品名(ハーウェイ)で、インペレーターは
ウィーンのLudwig Russbacher2008年モデルをライセンス製造
したことから始まっています。
■HOFFMANN & WILD
2人の姓イニシアルHAHWAY商品名。会社名は
PROGRESS MASHINEN-INDUSTRIE KG/ミュンヘン市ですが、
よくよく内容を見ると、メタル金属加工工場はカシーエと同じ
ニュールンベルグです。
底面の刻印も1918年前までのものは Bavaria(=バイエルン)と
だけ入っている。
■LIFTARM/ハンマータイプ
GAMMA/ハンガリーと同じ機構のダンヒル・ユニークライター。
アーム(ハンマー)とフリント収納の軸がトップ面に乗っかている
形状です。ウィーン主流派、南ドイツでは見ないモデル。
当時の英国製造ライターに(無名も含め)非常に多い。
■LIFTARM(2)/ハンマータイプ
リフトアーム(ハンマー)タイプの分かりやすいサンプル。
アームとフリント収納アームの2つの棒軸がトップ面に乗っかて
いる形状。画像は、現行のマーベラス・オイルタンクライター。
▼マーベラス・ライター
【ビンテージ・ライター】 Karl Wieden
1930年代から戦後のガス式ライターにも応用されたトップ面上で
「一押し」するだけのフルオートマ・タイプ。
カール・ヴィーデンのは、押す部分と開いて着火する部分を横軸で
連結させているシステム。(画像、左右が逆になってます)。
  「一押し」のフル・オートマチック
右はCOLIBRI&JBELO-MONOPOLのオイルライター。
左はRONSONのオイルライター、STANDARD1943年モデル。
デザイン形状が異なっているだけで、基本、現在までのフリント
式ライター、ガス式も、はこれが原型になってます。
現行のロンソン・オイル式・ページ 
▼RSN バンジョー
 【コリブリ・ライター】COLIBRI NO.308-0018(革巻ブラック/ブラス) up ■COLIBRI-JapanMadeのキックバック
日本国内でコリブリライターといえば、このキックバック式。
この構造のライターは1930年前後頃の英国製に多い。、
他の欧州、オーストリア、ドイツ製には全く無いモデルです。
現行の日本製コリブリ・ページ コリブリ
【ビンテージ・ライター】ドイツ  IBELO-MONOPOL工場 IBELO-Sulzbach am Main
モノポールが製造されていたHermann Zahn社。
約20年前、建物だけの工場本社跡をタウン誌が紹介。
『昔、この小さな町から世界50ケ国以上に輸出していたスゴい
メーカーがあった!』という内容。
  
<参考>第2次世界大戦ドイツ軍兵士のライター
◆第2次世界大戦中の独軍兵士用ライター、オリジナルです。
真鍮不足。さらに、負傷兵の治療に大量の脱脂綿が必要になり、「綿」不足。
ライタータンク用「綿」は「布切れ半端モノ」が代用に詰め込まれてました。
こんなドイツ軍兵士のライター、しかも第2次大戦期です。
おおよそ第1次世界大戦で生まれたという『トレンチ・ライター』とは無縁です。
 
 ビンテージライター/AUSTRIA&EURO
A.カウフマン1930年代  INGAD(A.ドゥブスキー)1930/40 ドイツオーストア他
イムコ(1960〜1990年) イムコ TRIPLEX(1937年) イムコ TRIPLEX SUPER
  


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